その日私は気がついたら港の桟橋のような所にいた。
突然のことでどこで何をしたらいいのかわからなかったので
とりあえずちょっとした段差を上り建物がある方へと向かった。
すると建物に向かう途中に一枚の手紙を見つけた。
手紙にはこう書いてあった。
キャサリンへ
港の桟橋にある秘密の部屋に
とても重要なメッセージを君に
残した。
メッセージを見るためには
階段を下りた右側の壁の
パネルに島にあるマーカー
スイッチの数を入れてくれ。
アトラス
キャサリン?アトラス?マーカースイッチ?
私は何のことだかさっぱりわからなかったがとりあえず手紙の内容をメモし建物の方へと再び向かった。
やや視界が開けてくると向かって右側のほうに二つ建物が見える。
やや遠めには高い塔(?)のような物が見えるが近くに入り口は見つからないのでとりあえず近くの二つの建物を調べてみることにした。
手前の建物の入り口に上げたり下げたりできるレバーのようなものがある。
何が起こるかわからないが初め下がった状態だったのでとりあえずレバーを上げてみた。
…何も起こらない。
結局そのレバーがなんだかわからなかったが予定通り建物の中に入って行った。
まるい建物の中心には椅子が置いてある。
座ってみると天井のにいくつかスイッチがあることに気づいた。
1、2、…4、5。全部で5個。そのうち4個はスライド式のスイッチで1つはプッシュするスイッチのようだ。
近くにあった棒でスイッチをずらすと数字が増えたり減ったりする。
初めの状態で[JAN ,1, 0, 12:00PM]と数字が出ている。
4つのスライド式のスイッチを左から順番にずらしていくと
どうやら1番左は月、左から2番目は日にち、左から3番目は1〜9999まで数字が動くがなんだかわからない。
そして1番右をずらすと時間が変わっていくようだ。
ふと入り口の方を見るとボタンがあったので試しに押してみると
部屋の電気が消え天井はプラネタリウムのようになった。
しかしこの部屋が何をするための部屋なのかわからなかったので
私はこの部屋のことを軽くメモしこの建物を出てもうひとつの建物に向かった。次の建物に入ってみると中はどうやら書斎のような雰囲気であった。
正面に本棚があり向かって右のほうにぽつんと赤い色をした本が、それと全く逆のほうに同じように青い色をした本が置いてあった。
私はとりあえず何か手がかりはないかと思い本棚を調べてみることにした。本棚にはなかなかたくさんの本があったが焼け焦げている本がほとんどで実際に読める本は数冊といったところだった。
とりあえず上の段から順々に読んでいくことにした。
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結局読めた本は5冊。
ところどころかけて読めない部分もあったがいくつかわかったことがあった。5冊とも誰かが書いた日記でよく読み進めてみるとアトラスとキャサリン夫妻とその息子によるものであった。
息子の名はシーラスとアクナーということも本の中からわかった。
アトラスが書いた本は3冊。息子のどちらかが書いたものが1冊。
誰が書いたかわからない本が1冊。
中でも作者不明の本の内容は興味深かった。
6×8マスの中にいくつか塗りつぶされているような感じで、
そのさまざまなパターンが記されている。
私は初めそれをメモしていこうと思ったがパターンが300通りもあったためにそれは断念した。
日記の中でいくつか重要そうな事柄はメモしておいたがこれが役に立つことがあるんだろうか?不安を抱えてたたまま次に赤い本と青い本を調べてみることにした。
まず赤い本から調べることにした。さっきは気づかなかったが赤い本の隣には赤い色をしたページが置いてあった。
赤い本を開いて見たがなにも書いていない。さっきの赤いページが気になったので手に取ってみると赤いページが本の中に吸い込まれていく。
すると本の中に人が映り何かしゃべりだした。
中の人はこう言っていた。
お前は誰なんだ?
どうか助けてくれ。
赤いページを一枚
お前が見えない
聞こえているのか?
赤いページが、必要だ。
頼む、持ってきて欲しい。
俺はシーラスだ。もう長い間……(よく聞き取れなかった)
あの赤いページが必要なんだ。
シーラス?それってあの日記の中に出てきた人じゃないか?
なぜ本の中に人が入っているのかわからなかったがこれだけでは情報が足りない。次に反対側の青い本を調べてみた。
そこには赤い本と同様に隣に青いページが置いてあった。
やはり本を開いても何も反応がなかったが青いページを手に取ると本の中にページが吸い込まれ中に人が映り出した。
中の人はこう言っていた。
シーラスお前か?
お前なんだろう?
アクナーだ。
助けてくれ。
青いページを持ってきてくれ。
青いページだ。
赤いのじゃない!!!!
青いページを早く…
お願いだ…
アクナー…。日記によると赤い本に映ったシーラスと兄弟だったはず。
この島で何が起こっているのだろうか?
常識では考えられないことが起こっている。
ダメだ…情報が足りない…。
明日はもう少し島の探索をしてみることにしよう。


